美容皮膚科の美学

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フェイスラインを整えるヒアルロン酸注射とは

ヒアルロン酸注射

ヒアルロン酸は、しわ取りや肌の張りを取り戻すために有効であることで知られています。ヒアルロン酸は保湿作用が強く、皮膚の内側から押し返して肌に健康的なつやを与えるのです。ヒアルロン酸は元々体内に存在する物質なので、人体に投与しても拒絶反応を起こしたり他の疾病の引き金となったりする心配はありません。このため、美容皮膚科では、額や目元のシワを除去し、頬のたるみを補正して若々しく見せるためにヒアルロン酸注射を多用しています。

ヒアルロン酸注射は、手術と異なり身体への負担が少なく、ダウンタイム(回復期間)も長期間を要しません。注射の際には、針が刺さる鋭い痛みと皮下注射独特のつねられるような痛みが伴うものの、部分麻酔を用いれば痛みを軽減することは難しくないでしょう。飲酒や入浴の他、激しい運動を避ければ、施術当日から通常の生活に戻ることが可能です。施術後2日から3日の間は、稀に赤みや腫れが生じる副作用が現れることもありますが、1週間もすれば綺麗に消え去るでしょう。

ヒアルロン酸はこのような肌の改善だけでなく、リフトアップ効果もあります。リフトアップ効果は、たるんだ部分を引き締めて持ち上げることを指します。唇の脇にヒアルロン酸を注射すると、口角が上がって微笑んだ表情を作ることができ、鼻への注射により、鼻筋を整えたり、鼻を高くしたりすることもできます。同様に、顎やこめかみに注射すれば、フェイスラインを綺麗に形成することも困難ではありません。形成手術のように骨を削ったりシリコンを入れたりしなくても、丸みのある女性らしいフェイスラインを整えられるのです。

ヒアルロン酸化学式

ただし、ヒアルロン酸は注射された後次第に体内に吸収され、皮下のヒアルロン酸量は減っていきます。このため、長期にわたり効果を維持するには、一定期間をおいて何回か注射を繰り返さなければなりません。この弊害を軽減するため、皮膚の下部にレディエッセという充填剤を注入しておくと、表皮近くに注入されたヒアルロン酸の体内への吸収をある程度妨げられるでしょう。もっとも、レディエッセを入れるゆとりのない皮下の層が薄い部位にはこの手法を使えません。